Q&A

初診の方へ

予約は必要?
当院は妊婦検診に限って予約診療を行っております。
妊婦検診は毎回超音波で胎児の状態を観察するため、どうしても一人ひとりに時間がかかってしまい、重なってしまうとお待たせす る時間が長くなってしまうためです。
一般の診察は初診、再診を問わず予約は必要ありません。診療時間内であれば、気が向いたときにいつでも受診して下さい。
受診するとき何を用意すればいいの?
初診の時には保険証をお持ち下さい。また、再診時でもその月の最初の受診の時、または途中で保険証が変わったときには、必ず保険証をお持ち下さい。妊娠に関することについては保険は利きませんが、切迫流産の時や妊娠中の合併症に対しては保険適用があります。不妊治療についても一部の検査、治療を除いて保険適用があります。その他、基礎体温をつけている方は体温表をお持ち下さい。基礎体温は色々な体の情報を与えてくれます。不妊症の人、生理不順の人、不正出血のある人などは、診断や治療をする上でとくに役に立ちます。忙しい朝に、毎日体温を測り記録するのは面倒ですが、始めに少し頑張って習慣にしてみて下さい。
生理中でも受診できる?
基本的には生理中に受診されても結構ですが、子宮ガン検診や乳ガン検診の時は、なるべく避けて下さい。
血液が混じって細胞が正しく判断できなくなることがあるからです。
逆に子宮内膜症の治療やピルを始めるときなどは、生理が始まったところで開始しますので、生理中の方が好都合のこともあります。

生理痛のこと

月経痛がひどいのですが、どうしたらいいの?
月経痛の原因には機能的な月経痛と、気質的な異常による月経痛があります。
前者は月経時に子宮が収縮するために起こる痛みと考えられています。
対処の方法としては鎮痛剤を服用しますが、子宮を収縮させるプロスタグランディンという物質を抑える成分の入っている薬が効くと云われています。
それでも効果がないときは、低用量ピルを内服することでかなり痛みが軽減されるようです。
また後者は子宮自体に炎症があったり、子宮筋腫、子宮内膜症などの病変があるときに起こる痛みです。原因となっている疾患を治療する事が必要です。

月経について

月経量が多い(少ない)けれど何か異常?
月経量にはもともと個人差があります。したがって量が多いのか少ないのか判断するのは難しいところです。他の人と比べることもあまり出来ません。
一般的には、期間は3~7日、量は170~180グラムくらいと云われています。ただし量はいちいち測る訳にはいきませんのでわかりにくいでしょう。
しかし普通のナプキンで1時間もたなかったり、大きな固まりが出るようなときには多いと考えていいでしょう。
また1枚のナプキンで1日もってしまうのは少ないでしょう。量が多い場合には、子宮筋腫、子宮内膜症などが考えられます。
逆に少ないときには、ホルモンの分泌量が少なかったり、無排卵性月経などが考えられます。
月経が不順ですが、妊娠できますか?
妊娠出来るか出来ないかは、様々な観点から判断しなくてはなりません。したがって月経が不順だからというだけで判断することは出来ません。月経が不順であっても妊娠している人はたくさんいます。
ただし、排卵に一致して性交渉をもつのが一番妊娠しやすいことから考えると、月経不順の人は排卵日を特定するのが難しいので、妊娠しにくいともいえます。
それとホルモン異常がある場合もあるので、まずは基礎体温を測って、産婦人科を受診してみて下さい。
月経前になると体調が悪くなります。どうして?
「月経前症候群(PMS)」といわれている症状で、排卵後に分泌量が多くなる黄体ホルモンが原因であるといわれています。
黄体ホルモンは体の中の細胞にむくみを作ってしまいます。それでむくみの出来た細胞の場所により様々な症状が現れるわけです。
対処方法は排卵を抑え、黄体ホルモンが分泌されないようにしてあげればいいわけで、それには低用量ピルが非常に有効です。
妊娠を希望されている人はピルを服用できないので、利尿剤や漢方薬がよいでしょう。
その他、マッサ-ジをしたり、軽く体を動かして汗をかいたり、柿やオレンジなどの利尿作用のある果物を採るのも良いでしょう。塩分は出来るだけ控えて下さい。

避妊のこと

避妊にはどんな方法があるの?
避妊の方法にはピル、IUD、コンド-ム、性交中断法、オギノ式避妊法、殺精子剤などがあります。
この中でもっとも確実な方法はピルです。
低用量ピルの発売により副作用も少なくなり、安全に避妊が出来ます。
IUDは子宮内に樹脂で出来た器具を挿入することにより着床を抑える働きがあります。
この方法もかなり効果的です。
その他の方法はいずれも5~20%くらい失敗する確率があり決して確実とはいえません。
しかしコンド-ムには避妊の効果だけでなく性感染症を予防する効果があるため、不特定多数の人と性交渉がある場合には併用すると良いでしょう。
ピルを服用したいけれど、副作用が心配
一般的に多くみられる副作用として悪心・嘔吐・頭痛・乳房痛・不正出血などがありますが、服用しているうちに次第に軽減し、3か月以上経過するとほとんどなくなります。
よく体重増加を気にされる方がいますが、増えるのは全体の1.6%くらいで、増加しても1~2kg程度です。
また、長期服用により発生頻度が増加するのは血栓症、心血管障害、脳血管障害、肝機能障害などがあります。
高血圧、糖尿病、心臓病などの病歴のある人、肥満、喫煙の習慣のある人は注意が必要です。
ピルには避妊の他にも副効用があると聞きました
ピルを服用することにより、子宮内膜癌や卵巣癌が減少するという統計学的デ-タがあります。
また、月経を規則正しくおこすことで月経不順が改善したり、排卵がなくなるために黄体ホルモンの分泌が抑えられ、月経前症候群が軽快したりします。
その他にも月経痛が軽くなったり、ニキビが減少したり、多毛が薄くなったりするようです。
コンドームをつけていましたが途中で破れてしまいました
コンド-ムが途中で破れてしまったり、はずれてしまったりして妊娠してしまうケ-スがよくあります。
こんな時には緊急避妊法としてピルを性交後72時間以内に「急激に、しかも大量に」投与することにより妊娠を防ぐことが出来ます。
この方法はあくまで緊急避妊法であって普段の避妊法としては好ましくありません。
しかし「失敗してしまったかな」と思った時には90%以上の確率で避妊できるので、すぐに産婦人科を受診してみて下さい。

その他の症状・お悩み

不正出血のこと

多くの場合がホルモンのバランスが崩れたときに起こってきます。
生理と生理の中間の出血は排卵期の出血(排卵出血)のことが多く、生理的ホルモン分泌の影響で、起こってもおかしくない出血なので心配はいりません。
しかし、それ以外にも子宮自体の病変(子宮頸がん、子宮体がん、子宮頸管ポリープなど)でも起こります。
不正出血がある場合には必ず婦人科を受診しましょう。

更年期障害のこと

女性が閉経する前後5年くらいの時期をいい、その時期になると卵巣の機能低下が徐々に進みエストロゲンの量が低下します。 急激なホルモン変化に体がついていけず、あちこちに不調が出ることを更年期障害と言います。
症状としては、一般的にのぼせ、ほてり、発汗、動悸、肩こり、頭痛、めまい、イライラ、不眠、うつ状態、という症状がみられますが、その他にも様々な症状が起こります。

更年期障害は誰にでも現れる症状ですが、個人差がとても大きいものです。
治療にはホルモン補充療法、漢方療法、プラセンタ療法、その他症状に応じた対症療法などがあります。その人にあった方法を選択することで、つらい様々な症状を軽減することが出来ます。
ホルモン補充療法には動脈硬化や骨粗鬆症を予防する効果もあります。
また、心身のリラックスもとても重要で、アロマテラピー、リフレクソロジーなども効果があります。

不妊のこと

避妊をしていないにもかかわらず、2年間妊娠にいたらない場合を、医学的に不妊症と定義します。
1回の排卵で、妊娠する確率は10%~25%の間と考えられています。
排卵は通常1ヵ月に1回起こります。排卵日に合わせて性交したとすると、1年で90%の人が妊娠できる計算になります。しかし、毎月排卵日に合わせて性交が成立するとは限りません。

かりに2ヵ月に1回タイミングよく性交したとすると、結婚してから特別な避妊をしていなければ、1~2年のうちに約90%のカップルが妊娠するはずです。
そこで、2年間妊娠にいたらない場合を、医学的に不妊症と定義しているのです。
加齢とともに、妊孕能(妊娠しやすさ)は低下することが知られていますから、妊娠を望んでから1年以上妊娠しない場合には、早めに検査を受けたほうがよいと思われます。
また、月経が不順であったり、過多月経や月経痛など、月経時のトラブルが強い場合には、不妊の原因が見つかることもありますので、受診をお勧めします。

にきびのこと

生理前になると口の辺りに「ふきでもの」がでたりしませんか?いわゆる「大人にきび」といわれているもので、これはホルモンバランスと大きく関係しています。
「大人にきび」の治療には、ホルモンバランスを整えるという観点から「低用量ピル」を内服することにより改善することがよくあります。
3~6ヵ月くらい低用量ピルを内服すると、たいていの人はよくなります。

低用量ピルの他には、漢方薬や、レチノイン酸クリーム、ビタミンCローションなどもあり、その人にあった方法で治療することが可能です。
ぜひ相談にいらして下さいね。

かゆみ・おりもののこと

外陰部のかゆみの多くはカンジダという真菌(カビの一種)の感染によって起こります。
これは皮膚とか粘膜のどこにでも存在するような菌ですが、普段は膣内にいる常在菌(乳酸菌の一種)などの働きにより繁殖を抑えられているのですが、疲れていたり、風邪をひいたりなどで身体の抵抗力が低下している時、また抗生物質を服用して常在菌が減少したときなどに、腟の中でカンジダが増殖してしまい、外陰部のかゆみが出たり、カッテージチーズの様なおりものが増えたりします。

治療は腟錠と塗り薬です。カンジダ腟炎はきちんと治療すれば、かゆみもすぐに治りますが、放っておくと皮膚の中まで根を張って難治性になってしまいます。外陰部のかゆみが続く時には迷わず、すぐに診察にいらして下さい。
その他、細菌感染、トリコモナス感染、かぶれなどでかゆみが出たり、おりものが増えたりします。