一般婦人科疾患
生理痛、生理不順、不正出血など女性特有の症状には、子宮や卵巣に異常があるだけでなく、他の臓器やホルモン系に異常がある場合やストレス、体調に関係することも少なくありません。
また、腹痛、腰痛等の症状も婦人科疾患との関連が多いものです。
どこか体に不調があるときにはお気軽にご相談ください。
不妊症
更年期障害
閉経前後に現れるホルモンバランスの乱れからくる発汗、のぼせ、頭痛、肩こり、イライラ、冷えなどの様々な不定愁訴をいいますが、ほとんどの症状が自律神経の調節がうまくいかなくなっている症状です。自覚症状としては現れない動脈硬化や骨粗鬆症などもこの時期からしだいに進行してきます。
治療法はホルモン補充療法や漢方療法などがメインとなりますが、薬は人によって合う、合わないがあったりしますので、その人に合ったお薬を処方します。ホルモン剤には飲み薬、貼り薬、塗り薬などが有ります。他にも薬を服用しているのでなるべく飲みたくないという人は貼り薬や塗り薬が良いでしょう。
また、プラセンタ(胎盤から抽出した薬剤)の注射も効果があります。
家族計画
望まない妊娠をさけるためには、常に避妊を考えていなければなりません。
避妊方法はいくつかありますが、もっとも確実な方法はピルとIUD(子宮内に器具を入れる方法)です。
しかし、もし避妊に失敗してしまったと思ったら、72時間以内においでください。
90%以上の確率で防ぐことができます。
また、妊娠してしまったが、どうしても生むことが出来ないという方は、必ず母体保護法指定医に相談し、人工妊娠中絶手術の危険性を十分に説明してもらい手術を受けるようにして下さい。
当院では10週までは、比較的安全な吸引手術をおこなっています。
その他、男女産み分けにつきましてもご相談ください。
尿失禁
尿失禁とは不随意に尿が漏れてしまう状態をいいますが、成人女性の約25~40%が尿失禁の経験者との統計もあります。
尿失禁は原因によって4つに大別することができますが、このうち70%は腹圧性尿失禁といわれるもので、咳やくしやみ、重いものを持ったときなどにおこります。
これは骨盤を文えている筋肉が弱くなっているためで、分娩が原因の一つとして大いに関係しているといわれています。
治療法としては運動療法、薬物療法、手術療法に大別されますが、治療により80%の人に改善が認められますのであきらめずに試してみてください。